【いんちきだらけのガソリン税】2014年4月、消費税8%と同時の二重、三重増税とは? [ニュース]
~4月1日、いよいよ消費税が8%になる。
ガソリンは消費税に加えて、
「どさくさ紛れ」、「便乗」とも取れる
「二重、三重増税」をかける。
「いんちき」だらけとも感じる
ガソリンに関する税にまつわるカラクリを解説する。~
2014年4月1日。
消費税増税が現行の5%から、さらに3%上乗せされ
8%へと増税されます。
2004年に、税抜き表示から税込表示を義務づけた際、
値上がり感を与えないために、
表示価格の増分を各小売店の値下げで
対応するなどが見られましたが、
(例: 税抜き200円 → 税込200円(本体価格を200円から191円に値下げ)
今回はそういった動きもほとんど見られず、
今回の増税は、すべて消費者に転嫁
されることになりそうです。
今回、消費税の増税をきっかけに
便乗で値上げをするものが
出てくるのではないかという
話も出ていますが、
一番の注目は「ガソリン」です。
【ガソリンは環境税増で2重増税、さらには3重増税】
このガソリンは、4月1日から消費税増税だけでなく、
環境税(地球温暖化対策税)も、
「どさくさ紛れ」のように増税されます。
2重増税と言われているのはこのためです。
(筆者は3重の増税ととらえていますが)
下の図はガソリン費用の内訳をイメージ化したものです。
今回の2重増税、その1つ目が
「環境税の増税」です。
この環境税、温室効果ガス抑制の目的で徴収しているということで、
課税対象は「環境に負荷を与える物質」、
ガソリンはこれに含まれます。
これが1リットルあたり0.25円の更なる増税になります。
スポンサーリンク
2つ目に、消費税の増税です。
税率は5%から8%になります。
ここで注目なのが、ガソリンの内訳です。
ガソリンの主な内訳は、図に示したように
「ガソリン本体」、「ガソリン税」、「石油税」、「環境税」
の4つです。
そして消費税は、『この4つすべて』にかかります。
本体以外の3つの税に対しても消費税をかけるということなのです。
(これが三重増税と言う理由です)
消費税は、文字通り消費したものにかかる税金。
「税金を消費する」というのはどういう意味なのか、
これだけでも納得がいかないのですが、
さらに納得いかないのは「ガソリン税」の位置づけです。
【ガソリン税って何に使われているの?】
ガソリン税とは、「揮発油税」と「地方揮発油税」の総称で、
「道路整備費・道路建設費」などに充てられる目的税の1つです。
平たく言うと、車が各地を走るためには道路が必要。
だから、車を使う人にはその距離(ガソリン量)に応じて
道路維持に必要なお金を出してもらおう。
これをガソリン税としよう。
ということで、この税の徴収がスタートしたそうです。
ただしこれは、税の徴収が開始した「1974年」
つまり、40年も前の話。
それも、1973年〜1977年度の
道路整備5年計画の財源不足に対応するために、
それまでの「暫定措置」として導入されたものです。
それが、5年計画が終わった後も
30年以上も渡って延長され、
今なお徴収され続けています。
現在では、道路の整備普及はほぼ100%。
ガソリン税の必要度は確実に落ちてきているのです。
スポンサーリンク
よく、この年度末の時期になると
色々なところで道路工事が行われてますよね?
そんなにこの道路、痛んでるか?
掘って戻すことしかしてないように見えるけど。
あれが、ガソリンにかけられた税の末路です。
まるで来期の予算を獲得するために
今期中に実績を残さんばかりの一斉工事。
こんな税の使い道で、日本をよく出来るのかと
いつも疑問に思います。
当時、税を設けた背景を踏まえると、
ガソリン税なんて、もうそんなにいらないはずなんです。
「0」とは言わないまでも、
減らしても大きな問題はないはずなんです。
それなのに、税の重税とか
必要以上の税の徴収とか、
そういうところには目をそむけ、
お金を徴収することしか考えない政府。
日本をよくするために何が本当に必要なのか、
もう少し考えてもらいたいものです。
■関連記事
まだ8%にすらなってないのに消費税10%決定!?谷垣法務大臣が明言!
スポンサーリンク
ガソリンは消費税に加えて、
「どさくさ紛れ」、「便乗」とも取れる
「二重、三重増税」をかける。
「いんちき」だらけとも感じる
ガソリンに関する税にまつわるカラクリを解説する。~
2014年4月1日。
消費税増税が現行の5%から、さらに3%上乗せされ
8%へと増税されます。
2004年に、税抜き表示から税込表示を義務づけた際、
値上がり感を与えないために、
表示価格の増分を各小売店の値下げで
対応するなどが見られましたが、
(例: 税抜き200円 → 税込200円(本体価格を200円から191円に値下げ)
今回はそういった動きもほとんど見られず、
今回の増税は、すべて消費者に転嫁
されることになりそうです。
今回、消費税の増税をきっかけに
便乗で値上げをするものが
出てくるのではないかという
話も出ていますが、
一番の注目は「ガソリン」です。
【ガソリンは環境税増で2重増税、さらには3重増税】
このガソリンは、4月1日から消費税増税だけでなく、
環境税(地球温暖化対策税)も、
「どさくさ紛れ」のように増税されます。
2重増税と言われているのはこのためです。
(筆者は3重の増税ととらえていますが)
下の図はガソリン費用の内訳をイメージ化したものです。
今回の2重増税、その1つ目が
「環境税の増税」です。
この環境税、温室効果ガス抑制の目的で徴収しているということで、
課税対象は「環境に負荷を与える物質」、
ガソリンはこれに含まれます。
これが1リットルあたり0.25円の更なる増税になります。
スポンサーリンク
2つ目に、消費税の増税です。
税率は5%から8%になります。
ここで注目なのが、ガソリンの内訳です。
ガソリンの主な内訳は、図に示したように
「ガソリン本体」、「ガソリン税」、「石油税」、「環境税」
の4つです。
そして消費税は、『この4つすべて』にかかります。
本体以外の3つの税に対しても消費税をかけるということなのです。
(これが三重増税と言う理由です)
消費税は、文字通り消費したものにかかる税金。
「税金を消費する」というのはどういう意味なのか、
これだけでも納得がいかないのですが、
さらに納得いかないのは「ガソリン税」の位置づけです。
【ガソリン税って何に使われているの?】
ガソリン税とは、「揮発油税」と「地方揮発油税」の総称で、
「道路整備費・道路建設費」などに充てられる目的税の1つです。
平たく言うと、車が各地を走るためには道路が必要。
だから、車を使う人にはその距離(ガソリン量)に応じて
道路維持に必要なお金を出してもらおう。
これをガソリン税としよう。
ということで、この税の徴収がスタートしたそうです。
ただしこれは、税の徴収が開始した「1974年」
つまり、40年も前の話。
それも、1973年〜1977年度の
道路整備5年計画の財源不足に対応するために、
それまでの「暫定措置」として導入されたものです。
それが、5年計画が終わった後も
30年以上も渡って延長され、
今なお徴収され続けています。
現在では、道路の整備普及はほぼ100%。
ガソリン税の必要度は確実に落ちてきているのです。
スポンサーリンク
よく、この年度末の時期になると
色々なところで道路工事が行われてますよね?
そんなにこの道路、痛んでるか?
掘って戻すことしかしてないように見えるけど。
あれが、ガソリンにかけられた税の末路です。
まるで来期の予算を獲得するために
今期中に実績を残さんばかりの一斉工事。
こんな税の使い道で、日本をよく出来るのかと
いつも疑問に思います。
当時、税を設けた背景を踏まえると、
ガソリン税なんて、もうそんなにいらないはずなんです。
「0」とは言わないまでも、
減らしても大きな問題はないはずなんです。
それなのに、税の重税とか
必要以上の税の徴収とか、
そういうところには目をそむけ、
お金を徴収することしか考えない政府。
日本をよくするために何が本当に必要なのか、
もう少し考えてもらいたいものです。
■関連記事
まだ8%にすらなってないのに消費税10%決定!?谷垣法務大臣が明言!
スポンサーリンク
タグ:消費税増税
コメント 0